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T.M. Logan "The curfew" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆずです!

今回はT.M. Logan "The curfew"という作品をご紹介します。

 


作品概要
著者について

T.M.ローガン
バークシャーで生まれ、ロンドンとカーディフで勉強した後、全国紙のジャーナリストになりました。彼はノッティンガムシャーで妻と2人の子どもと暮らし、庭にある小屋で執筆活動をしています。作品はイギリスで100万部以上を売り上げ、アメリカ、韓国、イタリア、スペイン、ポルトガル、ポーランド、ハンガリー、セルビア、ルーマニア、オランダなど世界19カ国で出版されています。

 

あらすじ

私は、何かがおかしいと気づくべきだった。感じ取るべきだった。雷雨の前の気圧の高まりのような、重く積もった静けさを。


アンディとローラはいい親だ。息子のコナーには、試験が終わったお祝いに友達と出かけてもいいが、夜中までには家に帰るようにと言う。


コナーが門限を守らなかったとき、家族の人生を永遠に変える出来事が起こる。その夜、5人のティーンエイジャーが森に入ったが、出てきたのは4人だけだった。

 

感想

とても面白かったです!素晴らしい作品でした。ずっと前にローガンさんの作品を読んだことがあったのですが、そのときに感じた高揚感を今回も存分に楽しむことができました。

 

父親の立場がメインとなりますが、ところどころに息子・娘の立場、事件に関係するさまざまな人の立場から描かれますが、どこを取っても非常に臨場感があり、心理描写が素晴らしいなと感じました。

 

物語のスピードも読者を飽きさせず、常に「次はどうなるの?」と気になるストーリー展開でした。結末も納得のいくものであり、あらゆる伏線がすっきりと回収されていました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★★(5/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!