雲川ゆずの本棚

本のレビューやおすすめ本紹介、イギリス生活の記事を書いています!

Tom Hindle "The Murder Game" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Tom Hindleさんの"The Murder Game" という作品をご紹介します。

 


作品概要
著者について

トム・ヒンドル
ヨークシャー出身、現在オックスフォードシャー在住。彼のパートナーと、2匹のカメと1匹の猫と暮らしている。執筆以外の時間は、楽器を演奏したり、ブラウニーを焼いたり、恐竜やスーパーヒーロー、タイムトラベルが登場しそうな映画を見たりしている。

 

本の概要

・ISBN:9781529902174
・出版年:2023年
・出版元:CENTURY
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:384ページ

 

あらすじ

海辺の町ハムレット・ウィックでは、大晦日パーティーのために9人のゲストが集まる。ハムレット・ホールのオーナーが1920年代風にアレンジした殺人ミステリーの夕べを企画したのだ。

 

しかし、ゲームはまだ始まったばかりだった。電話も通じず、逃げ場もない屋敷の中で、他の客は殺人鬼に追い詰められていく。

 

感想

トム・ヒンドルさんの作品は、デビュー作である「A Fatal Crossing」も読んですごく好きだったので、今回もとても期待していました。その期待を裏切らないミステリの楽しさがありました。私のようなアガサ・クリスティーファンにはたまらないと思います。

 

登場人物も最初は少し誰が誰だか覚えるのが大変かな、と思ったのですが、それでも一人ひとりに秘密やつながりがあり、すぐにそれぞれの個性を把握することができました。

 

最後まで犯人が誰か見当がつかず(いろんな人が怪しく感じられました)、犯人が明らかになったときやその動機、その人が取った行動など、一つ一つの伏線がきれいに回収されていくのが良かったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★★(5/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!