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Wiley Cash "This Dark Road to Mercy" あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Wiley Cashさんの "This Dark Road to Mercy"という作品をご紹介します。

 

 

本の概要

・ISBN:9780062088253
・出版年:2014年
・出版元:William Morrow
・ジャンル:サスペンス
・ページ数:232ページ

あらすじ

母親の突然の死後、12歳のイースターと6歳の妹ルビーは里親のもとでの生活に適応していたが、ある日突然、過ちを犯した父親ウェイドが現れる。ウェイドは法的権利を放棄してしまったため、娘たちを取り戻すには夜中に盗み出すしかない。

 

娘たちの後見人であるブレイディ・ウェラーはウェイドを探し始め、ウェイドと最近の装甲車強盗を結びつける不穏な情報をすぐに見つけだすが、その強盗はなんと1450万ドルも紛失していた。しかし、この絶望的な父親を追っているのはBrady Wellerだけではなかった。

 

感想

多様な視点で物語が語られるのが面白かったです。ややもすれば単調になりがちなストーリーに彩りを与えていました。娘の視点も幼さと大人っぽさが同時に垣間見える部分がありましたし、後見人の気持ちもよくわかりました。

 

そして何よりも父親ウェイドの不器用だけれどまっすぐで、どうしようもない娘たちへの想いは胸にグッとくるものがありました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★☆☆(3/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!