雲川ゆずの本棚

本のレビューやおすすめ本紹介、イギリス生活の記事を書いています!

【雰囲気たっぷりで面白い!】北欧ミステリーおすすめ本7選

こんにちは!

 

みなさんは、北欧ミステリーがお好きですか?海外ミステリーというと、イギリスやアメリカなどを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は北欧からも素晴らしいミステリー作品がたくさん登場しています!

 

そこで今回は、ミステリーオタクの私が選ぶ、北欧ミステリー作品のおすすめを7冊ご紹介します!

 

※ちなみに北欧ミステリ―に当てはまるとされている国は、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、デンマークの5か国です。

 

f:id:yuzubook:20210701194844j:plain

 

1.『ミレニアム 1ドラゴン・タトゥーの女』スティーグ・ラーソン

あらすじ:

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。全世界で6000万部の売り上げを記録した驚異のミステリ三部作第一部。電子書籍版が上下合本で登場。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

「ミレニアム」シリーズの第一作目であり、同シリーズでは、2度のガラスの鍵賞を受賞しています。登場人物や、彼らそれぞれの人間模様が魅力のひとつで、社会性も感じさせるすばらしい作品です。


2.『黄昏に眠る秋』ヨハン・テオリン

あらすじ:

霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。それから二十数年後の秋、少年が事件当時に履いていた靴が、祖父の元船長イェルロフのもとに突然送られてくる。イェルロフは、自責の念を抱いて生きてきた次女で少年の母のユリアとともに、ふたたび孫を探しはじめる。長年の悲しみに正面から向き合おうと決めた二人を待つ真実とは? スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀新人賞、英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞の傑作ミステリ。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

こちらは作者のデビュー作で、スウェーデン推理作家アカデミー賞の最優秀新人賞を受賞しました。ミステリーという枠にとどまらず、家族や親子関係も描いており、重厚な作品です。


3.『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド

 

あらすじ:

凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。その目的とは史上例のない銀行強盗計画を決行することだった――。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが……。はたして勝つのは兄弟か、警察か。スウェーデンを震撼させた実際の事件をモデルにした迫真の傑作。最高熱度の北欧ミステリ。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

まず、実話をもとにした作品ということに驚きを隠せません。映画を見ているかのようなリアルさで、緊迫感を感じさせる作品です。

 

4.『許されざる者』レイフ・GW・ペーション

あらすじ:

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ラーシュ・マッティン・ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、一命はとりとめたものの、右半身に麻痺が残る。そんな彼に主治医の女性が相談をもちかけた。牧師だった父が、懺悔で25年前の未解決事件の犯人について聞いていたというのだ。9歳の少女が暴行の上殺害された事件。だが、事件は時効になっていた。ラーシュは相棒だった元捜査官や介護士を手足に、事件を調べ直す。犯人をみつけだし、報いを受けさせることはできるのか。スウェーデンミステリ界の重鎮による、CWA賞、ガラスの鍵賞など5冠に輝く究極の警察小説。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

緻密で非常に細かな捜査を味わえる作品。犯罪や事件の時効というのは、どの国も抱える問題なんだと改めて。

 

5.『晴れた日の森に死す』カーリン・フォッスム

あらすじ:

ノルウェーの森の奥で老女が殺害される。被害者の左目には鍬が突き刺さっていた。第一発見者の少年が、精神病院に入所している青年エリケを現場で目撃していた。捜査陣を率いるセイエル警部は、エリケを犯人と決めつける者たちの偏見の言葉に左右されず、冷静に手がかりを集めていく。だが信じがたい事実が発覚。エリケは近くの町の銀行強盗に巻き込まれ、銃を持って逃走する強盗犯の人質になっていた。ガラスの鍵賞受賞作家が贈る衝撃のミステリ!(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

緊張感のある展開に、一気読みしてしまうこと間違いなし。エンディングには、読者によって感じ方・考え方が違うところも面白いです。

 

6.『特捜部Q―檻の中の女―』ユッシ・エーズラ・オールスン

あらすじ:

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。とはいっても、オフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに!(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

世界40か国以上で出版され、大人気となっているされたデンマークの警察小説シリーズです。暗い展開が続きますが、搭乗するキャラクターたちのやりとりには人間らしさも感じさせ、読みやすさを加えています。

 

7.『湿地』アーナデュル・インドリダソン

あらすじ:

北の湿地の建物で老人の死体が発見された。現場に残された謎のメッセージ。被害者の隠された過去。衝撃の犯人、肺腑をえぐる真相。いま最も注目される北欧の巨人、待望の文庫化。(Amazonより引用)

 

おすすめポイント:

「ガラスの鍵賞」を受賞している作品で、 アイスランドが舞台となっています。北欧の中でも一味違った雰囲気を持つアイスランド。後半にいっきに面白さが増す傑作です。

 

 

以上です!いかがでしたか?

冬の寒く暗いイメージのある北欧は、ミステリの舞台にも雰囲気が合っていてぴったりですよね。気になる作品があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね!