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佐々木味津三『右門捕物帖 南蛮幽霊』あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、佐々木味津三『右門捕物帖 南蛮幽霊』という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

佐々木味津三

明治29年、愛知県北設楽郡下津具村生まれ。『旗本退屈男』などを代表作とする明治の大衆小説家。他にも『謎の人形師』『右門捕物帳』などが好評で一躍人気作家となった。1934年(昭和9)急性肺炎により37歳で死去。

 

本の概要



・ジャンル:時代小説、歴史小説、捕物
・シリーズ:右門捕物帖

 

あらすじ・概要

「右門捕物帖 ー 南蛮幽霊」は明治から昭和時代にかけて活躍した日本の小説家である佐々木 味津三の小説。花見の余興の最中、虎に扮していた岡っ引き・長助が殺害された。捜査に乗り出した同心・近藤右門は、数日前に長助が博打の一味を検挙していたことを知る…。眠りの術を使うおでん屋の美人の正体は? 胸が小さすぎる!? 手下のおしゃべり伝六とのコンビで事件を解決するむっつり右門の活躍を描く人気シリーズ第1話。

 

 

 

感想

少し前に同じ作者の『旗本退屈男』シリーズのひとつを読んだのですが、今回のこちらも読みやすく、日本史と謎解きが上手く絡み合った良い作品でした。探偵には、優秀な目だけでなく耳も必要なのだと改めて。

 

佐々木味津三さんって恥ずかしながら最近知ったのですが、気になっています。このシリーズでも、他のシリーズでも、色々と読んでみたいと思っています。大衆小説家として人気を博したというのにも納得です。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!