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佐々木譲『警官の紋章』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、佐々木譲さんの『警官の紋章』という作品をご紹介します。

 


本の概要

・ISBN: 978-4758434751
・出版年:2010年
・出版元:角川春樹事務所
・ジャンル:警察小説
・ページ数:435ページ
・シリーズ:北海道警察シリーズ #3

 

あらすじ

北海道警察は、洞爺湖サミットのための特別警備結団式を一週間後に控えていた。そのさなか、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。津久井卓は、その警官の追跡を命じられた。一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、一人捜査を続ける佐伯宏一。そして結団式に出席する大臣の担当SPとなった小島百合。それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが・・・・・・。『笑う警官』『警察庁から来た男』に続く、北海道警察シリーズ第三弾、待望の文庫化。(解説・細谷正充)

角川春樹事務所HPより引用)

 

感想

佐々木譲さんの作品は以前にも読んだことがあったのですが、この北海道警察シリーズは初めて読みました。シリーズ最初から順番に読んでおけばもっと登場人物たちのことも理解できたのだろうなと思って少し後悔しました。

 

もちろんこちらの作品単独で読んでも面白いのですが、過去の事件やそれに関する捜査などが関係してくるので、やはり前提知識として知っておきたかったなと。

 

文庫で400ページ越えと、まあまあのボリュームですが、内容もそれだけのものがありました。サミットに来る大臣の警護、警察官だった父の死の謎を求め失踪する巡査、そして彼を追う人や過去の道警の事件の関係者に話を聞く人など、同時進行でさまざまな出来事が進んでいきます。

 

重厚かつダイナミックな動きのある警察小説を読みたい方におすすめです!

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!