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【ディケンズと並ぶヴィクトリア朝の作家】ウィリアム・メイクピース・サッカレーの生涯とおすすめ作品をご紹介

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

 

突然ですが、みなさんはイギリスのヴィクトリア朝の作家と聞いて誰を思い浮かべますでしょうか?イギリス文学に興味のある方であれば多くの方が「ディケンズ」とお答えになるかもしれません。しかし、実はディケンズと同時期に活躍したもう一人の偉大な作家がいました。彼の名は、ウィリアム・メイクピース・サッカレー。今回の記事では、そんなサッカレーについて生涯やおすすめ作品などをご紹介したいと思います!

 

 

1.サッカレーとは?

ヴィクトリア朝を代表する作家の一人。イギリスの週刊風刺漫画雑誌『パンチ』(1841年創刊)等に寄稿し、注目を集めました。特に社会や上流階級への優れた批判眼を持っており、彼の代表作『虚栄の市』でもそれが遺憾なく発揮されています。

 

2.サッカレーの生涯

サッカレーは、1811年7月18日にインドのカルカッタで生まれています。彼の父はイギリス東インド会社に勤めていました。父の死後、6歳の時に義父とともにイギリスへ渡ります。その後ケンブリッジ大学に入学しますが、中退しヨーロッパを回ります。このころ、ゲーテと出会ったとされています。

 

1835年に結婚し通信社に勤めますが、数年で退職。その後雑誌『パンチ』等に寄稿します。複数の作品を書き、代表作『虚栄の市』で作家としての地位を得ます。その後も数々の作品を残していきますが、1863年に52歳でこの世を去りました。

 

3.サッカレーのおすすめ作品

『虚栄の市』

『ペンデニス』

 

 

以上です。この記事が、少しでもサッカレーやイギリス文学に興味を持つきっかけになれば嬉しいです!