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映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

 

いつもは本のレビューが多いですが、今回は映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』の感想をご紹介したいと思います。

 

作品概要

制作年:2020年
制作国:イギリス
時間:95分
監督:ロジャー・ミッシェル
日本公開:2022年

 

あらすじ

1961年に実際に起こったゴヤの名画盗難事件の知られざる真相を描いたドラマ。2021年9月に亡くなった「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督がメガホンを取り、本作が長編劇映画の遺作となった。

 

1961年、世界屈指の美術館ロンドン・ナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。この事件の犯人はごく普通のタクシー運転手である60歳のケンプトン・バントン。長年連れ添った妻とやさしい息子と小さなアパートで年金暮らしをするケンプトンは、テレビで孤独を紛らしている高齢者たちの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。

 

しかし、事件にはもうひとつのある真相が隠されていた。主人公ケンプトン役を「アイリス」のジム・ブロードベント、妻のドロシー役を「クィーン」のヘレン・ミレンが演じるほか、フィオン・ホワイトヘッド、マシュー・グードらが脇を固める。(eiga.comより引用)

 

 

 

感想

孤独を救うために立ち上がった男の、優しくて大胆な行動に、彼の秘めたる芯の強さを感じました。イギリスらしさいっぱいの、温かな紅茶のような映画です。

 

1961年に起きた実話をもとにした作品。古い、昔の話でしょ、と思うかもしれませんが、昨今の状況も「孤独」がやっぱり大きな問題となっていると思っていて、それに優しくヒントを与えてくれているような気がしました。

 

ジム・ブロートベントとヘレン・ミレンの老夫婦がいい味を出しているし、物語のカギとなるジャッキーを演じるフィオンくんの演技も良かったです。そのほか、弁護士を演じるマシュー・グードさん始め、イギリスが誇る贅沢な俳優陣が脇を固めています。

 

物語はどこを切り取ってもユーモアと愛、そしてメッセージに溢れているのですが、私のお気に入りはやっぱり法廷シーン。ケンプトンの弁に、傍聴人と同じように私も魅了されていました。ここでもブリティッシュユーモアがたくさん。

 

素敵な作品です。私は★★★★★(5/5)を付けたいです。ぜひ気になる方は見てみてください♪