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Mark Douglas-Home "The Driftwood Girls(Cal McGill, Sea Detective #4)" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Mark Douglas-Homeさんの "The Driftwood Girls(Cal McGill, Sea Detective #4)" という作品をご紹介します。

 

作品概要
著者について

マーク・ダグラス=ホーム
新聞編集者(グラスゴーのヘラルド紙)から作家に転身した。海洋学者のカル・マッギルが死体を含む浮遊物を追跡するという、犯罪小説に新しいタイプの捜査官を導入した処女作『The Sea Detective』を発表。

 

本の概要

・出版年:2020年
・出版元:Penguin
・ジャンル:ミステリ、スリラー
・ページ数:334ページ(Kindle版)
・シリーズ:Cal McGill, Sea Detective #4

 

あらすじ

ケイトとフローラは、常に謎とともに生きてきた。「彼女たちの母、クリスティーナはどこに行ったのか?」と。

23年前、彼女たちの母はフランス北部の海岸から跡形もなく消え去り、幼い娘たちは孤児となってしまった。

 

しかし今、フローラもまた行方不明になっている。絶望の中、ケイトはエジンバラの家を探し、カル・マクギルとだけ書かれた1枚のメモ用紙を見つける。

 

カルはいわゆる海の探偵で、風と潮の専門家であり、失くし物や行方不明者を見つける才能のある人物だった。ケイトは、カルがフローラを見つけるだけでなく、彼女たちの人生に影を落としている謎を解き明かしてくれるかもしれないと期待している。

 

残念ながら、カルは自分が役に立てるとは思っていない。しかしそれは、この事件の暗い底流が、最終的に彼を危険なほど故郷に連れ戻すことになることに、彼がまだ気づいていないからにほかならなかった。

 

感想

Sea Detectiveシリーズの4作目ということで、シリーズ最初から読みたかったな~というのが最初の感想です。海に関連する事件を追うという設定が(面白いのですが)なかなか頭の中に入ってこず、どういうことをしているのかがわかるまで少し時間がかかりました。私の英語力の問題かもしれませんが。

 

過去の事件と現在の事件、そして現在を生きる人々のそれぞれの関わりや本当の姿。これらが複雑に絡み合い、それらがほどけてきたときに事件の真相にたどりつきました。

 

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!