こんにちは!
今回は、Brett Battle “The Cleaner”という作品をご紹介します。
作品概要
著者について
ブレット・バトルズは、USAトゥデイ紙のベストセラー作家であり、バリー賞受賞作家でもあります。ジョナサン・クインシリーズとそのスピンオフであるExcomsシリーズ、Project Edenシリーズ、そして時間の流れを変えるRewinderシリーズを含む40の小説を執筆しています。また、ロバート・グレゴリー・ブラウンとの共著で、「Alexandra Poe」シリーズを執筆しています。Killer Yearの創設メンバーのひとりであり、Mystery Writers of AmericaとInternational Thriller Writersのメンバーでもあります。カリフォルニア州ベンチュラ郡に在住し、執筆活動を行っています。
本の概要
・ISBN-10 : 1848090072
・ISBN-13 : 978-1848090071
・出版年:2008年
・出版元:Preface Publishing
・ジャンル:サイコロジカルスリラー、スパイスリラー
・ページ数:480ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:Jonathan Quinn, #1
あらすじ
クインは、影の犯罪組織である「オフィス」で働くフリーランサー。彼の仕事は、犯罪現場の清掃、死体の処理、指紋の消去など、彼らが罪を逃れるためのあらゆる作業を行うことだ。
最近の彼の仕事は、放火の疑いのある事件を捜査するという単純なものだった。しかし、ある日、関係のない場所で死体が発見され、クインのオフィスの担当者たちが奇妙に沈黙する。
オフィスは脅威にさらされており、誰かが彼の死を望んでいるのだ。
そして、もしクインがわずかな手がかりから何が起こっているのかを理解できなければ、彼は二度と犯罪現場を掃除することはないだろう。
彼が犯罪現場そのものになるのだ。
感想
この作家さんの作品は初めて読みました。シリーズものということで、他の作品も読むのが楽しみです!
読みはじめてすぐにこの作品に好感が持てました。きっと自分の好きなタイプの小説だろうと思いました。
臨場感と緊張感、さらには疾走感まであり、イアン・フレミングのジェームズボンドシリーズを読んでいるときのようにわくわくしました。
なかなかつかみどころのない主人公ですが、強かったり、冷静なだけではない、人間らしい感情も見え隠れして好きになりました。これからどんな物語が彼を待っているのだろうと気になりました。
書かれたのは何年も前の作品ですが、物語のカギとなるあるものが今の時代とリンクするところがあり、それがこの作品にリアリティを加えていました。
一言キャッチフレーズ
闇を切り裂いていくのは、力か、愛か
5段階評価(おすすめ度)
※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。
★★★★☆(4/5)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!