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C.L. Taylor “Sleep” あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、C.L. Taylor “Sleep”という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

C.L.テイラーは、賞を受賞したサンデー・タイムズ紙のベストセラー作家で、2019年秋のリチャード&ジュディ・ブッククラブに選ばれた『SLEEP』を含む、心をつかむサイコロジカル・スリラー8作品を執筆しています。彼女はウスターで生まれ、2014年にフルタイムで執筆活動を開始しました。現在はパートナーと息子と一緒にブリストルに住んでいます。

 

本の概要

 

・ISBN-10 ‏ : 0008221014
・ISBN-13 ‏ : 978-0008221010
・出版年:2019年
・出版元:AVON
・ジャンル:心理スリラー、サスペンス
・ページ数:368ページ
・英語の難易度、特徴:会話が多く読みやすいです。長すぎずテンポよく物語が進んでいきます。
・テーマ、キーワード:スコットランド、交通事故、離島、嵐、隔絶された場所

 

あらすじ

アンナは眠れることだけを望んでいる。しかし、深刻な不眠症、恐ろしい夜驚症、そしてあの恐ろしい夜の記憶がそれを不可能にしている。罪悪感さえなければ......。

過去から逃れるために、アンナはスコットランドのラム島にあるホテルで働くことにした。しかし、7人のゲストが加わったことで、世間から逃れるために始めたことが致命的な悪夢に変わってしまった。

宿泊客はそれぞれ秘密を抱えているが、そのうちの一人は、自分が何者で、なぜこの島にいるのかについて嘘をついている。ベイビュー・ホテルには殺人者が滞在している。そして彼らはアンナに狙いを定めていた。

7人の他人。7つの秘密。一つの致命的な嘘。

そのうちの誰かは、眠ったまま目を覚ますことはないだろう...。

 

感想

素晴らしい作品に出会えました。私が2021年に読んだ作品の中で、かなり上位にいくと思います。最初から最後の一行まで、ずーっと引き込まれっぱなしでした!


心理スリラーは大好きなジャンルで、これまでたくさんの本を読んできましたが、そのなかでもこの本は特に人物の心理描写と、物語の構成が素晴らしかったです。特に主人公Annaの罪悪感と緊張はこちらにも手に取るように伝わってきました。


また、ホテルのゲストたちも色々な秘密を持っており、それぞれに少しずつ不審な行動があり、いったいAnnaを狙っているのは誰なんだろう、と全員が怪しく思えました。そして、意外な犯人とその動機がわかり、驚きました。また、物語中盤にもハッとさせられるようなひねりがあり面白かったです。

 

舞台となった国は違いますが、自然の脅威、隔離された場所というのはRuth Wareさんの"One by One"という作品に似ているなと思いましたが、後半の展開に違いがあり、とても楽しめました。

 

一言キャッチフレーズ

あまりにリアルに感じられる恐怖や猜疑心


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★★(5/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!