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Claire Douglas "Then She Vanishes" あらすじ・レビュー【洋書心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Claire Douglas "Then She Vanishes" という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

クレア・ダグラス

ジャーナリストとして働いていた彼女は、長いあいだ小説を書きたいと思っており、何年も本の出版を目指した後、2013年に『THE SISTERS』でマリ・クレールデビュー小説賞を受賞し、夢が叶いました。

 

本の概要


・ASIN:B07PFS4JJD
・出版年:2019年
・出版元:Penguin
・ジャンル:心理スリラー、ミステリ、サスペンス、警察捜査
・ページ数:403ページ(kindle版)

 

あらすじ

ジェスとヘザーはかつて親友だった。ヘザーの妹フローラが消えた夜まで。その夜、二人の友情は嘘のように引き裂かれた。

しかし数年後、残忍な二重殺人が彼らの幼少時代を過ごした町を揺るがしたとき、ジェスはそこへ戻る――。なぜなら事件の容疑者はヘザーだったからだ。

 

感想

著者の作品は前回読んだ「Just Like Other Girls」に続いて2作目ですが、やや細かな設定(事件は全く違いますが)が似ているなと感じる部分がいくつかありました。姉妹、ジプシー、失踪、そして驚いたのは同じ「McKenzie」という苗字が使われていたこと。もちろんそれぞれの本は独立していて面白いのですが、もう少し毛色の違う作品だったら良かったなと思いました。

また、今作も最後のエピローグ部分にどんでん返しというか驚きが残されているのですが、こちらも「Just Like Other Girls」と同様、なくても良かったのでは?ないほうがすっきりしたのでは?と思いました。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!