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Georgina Lees "The Girl Upstairs" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Georgina Lees "The Girl Upstairs" という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

ジョージーナ・リーズ
大学でクリエイティブ・ライティングと映画を学んだ後、ビデオゲーム・ジャーナリズムの道に進み、世界で最も人気のあるゲームのいくつかを取材してきた。彼女のサイコスリラーは、混雑したロンドンの通りからイギリスの田舎まで、彼女の周りの環境からインスピレーションを得ている。

 

本の概要

・出版年:2021年
・出版元:One More Chapter
・ジャンル:ミステリ、心理スリラー、サスペンス
・ページ数:384ページ

 

あらすじ

あなたは近隣住民のことをどれくらい知っているだろうか?
自分の命を預けられるほど、信頼しているだろうか?

 

私はエミリーを見る前に彼女の音を聞いた。安っぽい木の床板にヒールをぶつける音。大音量の電話。絶え間ない音楽。

 

私はエミリーに会う前に彼女を知っていた。私たちの共同廊下に捨てられたレシート。共用の生ごみ入れには残飯が、レターボックスにはワインショップのクーポン券が入っていた。

 

今、彼女は行方不明になった。彼女を見つけられるのは私だけだ。彼女を救えるのは私だけだ。なぜなら、私は彼女を一番よく知っていて、すべてを聞いたからだ。

 

感想

面白かったです!あと久しぶりに犯人が当たっていたので個人的に嬉しかったです(笑)

 

私はイギリスに住んでいますが、やはり近隣の人の騒音は日常的に問題になっていると感じます。フラットに住んだことはありませんが、上に人がいると、この作品が描いているように、水を流す音や足音なども結構聞こえるのだろうなと感じました。

 

また、この作品はエミリーとスージーという2人の女性に焦点が当てられている一方、ロンドンという街自体も大きな役割を果たしているような気がしました。私は観光で1、2度ロンドンの街に行ったことがあるくらいで、あとは空港利用だけという程度ですが、住んでいると色々なことがあるのだろうなと。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!