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Kathy Reichs "The Bone Collection" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Kathy Reichsさんの"The Bone Collection" という作品をご紹介します。

 

 

作品概要
著者について

キャシー・ライヒ
ノースカロライナ州の主任検死官事務所とケベック州の司法科学・医学研究所で法人類学者である。シカゴ出身で、ノースウェスタン大学で博士号を取得。現在はシャーロットとモントリオールを行き来し、刑事裁判の専門家証人として活躍している。

 

本の概要(kindle版)

・出版年:2016年
・出版元:Cornerstone Digital
・ジャンル:ミステリ、クライム
・ページ数:349ページ
・シリーズ:Temperance Brennan #0.5, 15.5, 16.5, & 17.5

 

あらすじ

法人類学者テンペランス・ブレナンを主人公にしたゾッとするような物語を集めたもので、彼女の最初の事件の知られざる物語も含まれている。

 

どこに行っても、テンペの事件は手に汗握るものとなる。

 

テンペは、ノースカロライナの山麓で「Bones in Her Pocket」に出会うまで、すべてを見尽くしたと思っていた。エバーグレーズでは、18フィートのビルマニシキヘビの胃から発見された悲惨な事件「スワンプ・ボーンズ」を調査する。エベレストの高地では、凍った死体がBones On Ice(氷の上の骨)を意味する。

 

そして、最初の事件と法人類学者になる決心をしたときの知られざる物語も登場する。

 

 

感想

法人類学者という主人公の仕事が他のミステリやサスペンス作品にはあまりなく、このシリーズ・作品をユニークなものにしているなと感じました。専門的な細かさもあり(ただし、まったく知識がない私のような読者でも読みやすいように書かれています)、著者の仕事や経験が存分に活かされているのだろうなと感じました。

 

この作品は短(中)編が複数収められているので、読みやすかったです。ひとつひとつの作品に驚きが隠されていて、また著者からの社会的なメッセージも込められているような気がしました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!