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Lisa Jewell(リサ・ジュエル) “The Girls in the Garden” あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Lisa Jewell(リサ・ジュエル)さんの “The Girls in the Garden” という作品をご紹介します。

 

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作品概要
著者について

リサ・ジュエル:

1968年イギリス・ロンドンに生まれました。人気のフィクション作家としての地位を築いています。学校でアートやファッションなどを学んだあと、数年間はファッション業界で働いていました。

彼女の小説家としてのデビューにまつわる話はおもしろく、リサは友人からお気に入りのレストランでのディナーと引き換えに3章の小説を書くという課題を受けたそうです。その3つの章が最終的に彼女のデビュー作「Ralph's Party」に発展し、1999年にイギリスでベストセラーとなったそうです。ほかの作家とは一味違ったデビューの道を歩まれたのですね。

2008年には、小説『31 Dream Street』でメリッサ・ネイサン賞コメディ・ロマンス賞を受賞しています。

現在は夫と二人の娘といっしょにロンドンにお住まいです。

 

 

本の概要


・ISBN:978-1476792217
・出版年:2016年(初版は2015年)
・出版元:Atria Books
・ジャンル:心理スリラー、サスペンス
・ページ数:320ページ(ハードカバー)
・英語の難易度、特徴:イギリス英語です。イギリス人がよく使うような会話のフレーズなどが使われていますが、極端に難解なものではありません。
・テーマ、キーワード:ロンドン、共同広場・庭、家族、隣人、ティーンエイジャー、思春期、人間関係
・おすすめする人:心理スリラーがお好きな方、イヤミスがお好きな方、など

 

あらすじ

ロンドン中心部。絵のように美しい共同の庭の広場を囲む家に住んでいるアデル。

隣人とは何年も前から知り合いで、彼らを信頼している。暗黙のうちに、彼女の子どもたち(三人の娘)をその共同の庭で遊ばせることは安全だと思っていた。

でも、それは本当にそうだろうか?

ある暑い夏の夜、共同広場で住民たちのサマーパーティーが行われているなかで、13歳の少女が庭の広場の暗い隅で意識を失っているのが発見された。彼女に何が起こったのか?そして、その事件に誰が責任があるのだろうか?

 

感想

リサ・ジュエルさんの作品を読むのは、今回がはじめてでしたが、とても面白かったです!大好きなシャリ・ラペナ(カナダの国際的なベストセラー作家)さんの検索結果に、関連する作家、としてお名前を見たのがきっかけでした。

 

シャリ・ラペナさんと同じように、この作品も心理サスペンス、と言っていいのではないかなと思いました。ミステリや推理小説のように謎解きに重きが置かれているというよりは、登場人物たちの心情にどんどん迫っていくような描き方がされていました。

 

最初から最後まで、読者の心をつかんで離さない小説です。何が起きるの?この人の秘密って何?というのが、多くの登場人物に対して湧き上がってきて、最後まで事件に責任がある人を推測するのが楽しかったです。

 

過去の事件にも触れられてきますが、それと、今回の事件の真相が最後若干霧に包まれてしまったような気がしましたが、すべてを明らかにすることだけが作家の役割でもないと思うので、リサジュエルさんの他の作品も読んでみたいなと思いました!

 

一言キャッチフレーズ

うつくしい広場が、恐怖の場へと変わる


5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!