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Michael Robotham"Good Girl, Bad Girl (Cyrus Haven #1)" あらすじ・レビュー【洋書サスペンス】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆずです!

今回は、Michael Robothamさんの"Good Girl, Bad Girl (Cyrus Haven #1)" という作品をご紹介します。

 

 


あらすじ

恐ろしい犯罪の後、密室に隠れている少女が発見された。半分飢えた状態で不潔な彼女は、名前も年齢も、どこから来たのかについても誰にも言わない。行方不明者のファイルにもなく、DNAも特定できない。

 

6年後、身元不明のまま、彼女はイビー・コーマックという新しい名前で安全な児童養護施設で暮らしていた。彼女が成人として釈放される権利を求めて裁判を起こしたとき、法医学心理学者のサイラス・ヘイブンは、イビーが自由の身になれるかどうかを判断しなければならない。しかし彼女は、これまで彼が出会った誰とも違って、魅力的で危険な人物だった。

 

感想

興味深い作品でした。あらすじにあるように、サイラスとイビーのこれからについても気になるところではありましたが、個人的にはフィギュアスケーターの少女の事件の方が興味が引かれました。

 

イギリスと日本を比べると、イギリスには生徒・学生が「部活」に一生懸命になる、というのはないのかなという印象だったのですが、もちろんプロのスポーツ選手はイギリスにもたくさんいて、そういった人たちは幼いころから様々なものを犠牲にしながら英才教育を受けてきたんだろうなと感じました(もちろん恵まれているからできるという面もあるでしょうが)。

 

ミステリ要素もあり、社会派な面もあり、面白い作品でした。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!