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Colin Dexter "Morse's Greatest Mystery and Other Stories(Inspector Morse #10.5)"あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Colin Dexterさんの "Morse's Greatest Mystery and Other Stories(Inspector Morse #10.5)"という作品をご紹介します。

 

作品概要
著者について

コリン・デクスター
「モース警部」の小説で知られるイギリスの犯罪作家である。2000年、文学への貢献が認められ、大英帝国勲章オフィシエを授与された。

 

本の概要

・ISBN:9780804113090
・出版年:1996年
・出版元:Fawcett
・ジャンル:ミステリ、警察小説
・ページ数:304ページ
・シリーズ:Inspector Morse #10.5

 

あらすじ

モース警部は、巧妙な悪人たちを前にしても、ネズミの穴でくつろぐ猫のように忍耐強い。どんな賢い人間でも困惑してしまうほど見事なプロットの短編ミステリーが収められた作品です。例えば、片足で致命的な弱点を持つ爆弾魔マルドゥーン、美しい女性が殺された後に初めてモースがその奇妙な関係を読み解く恋人たちのカルテット、そして狡猾で非常に礼儀正しいモースを捕まえる、巧妙な身のかわし屋たち......。

 

感想

ここまで、約1年をかけてモースシリーズをすべて読んできました。この作品は短編集ということで、さまざまなストーリーが楽しめました。モースとルイスのおなじみのやり取りも楽しかったですし、シャーロックホームズの話もあってよかったです。

 

モース警部シリーズはやや時代が古いことから、現代の作品よりも良い意味でシンプルだなと感じました。現代が舞台の作品だと、携帯電話の位置やSNS、パソコンなど細かなことがカギになっていたりしますが、複雑すぎると感じることもあります。その一夫で、モースシリーズはミステリ、謎解きに重きが置かれているので良いなと思います。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!