こんにちは！イギリス在住読書ブロガーのゆず（@ybook21）です！
今回は、S.K. Barnettさんの "Safe" という作品をご紹介します。
リンク
本の概要
・ISBN：9781529124668
・出版年：2020年
・出版元：Century
・ジャンル：心理スリラー、ミステリ
・ページ数：400ページ
あらすじ
あなたの子どもは行方不明だ。
失踪した時、娘はまだ6歳だった。ポスターが貼られ、警察の懸命な捜査が行われたが、誰も彼女を見つけることができなかった。
しかし12年後の今、娘はあなたの家のドアをノックし、突然帰ってきた。
しかし、すぐに疑問がわいてくる。
なぜ彼女は質問に答えないのか？
これまでどこにいたのか？
どうやって帰ってきたのか？
そして彼女は一体誰なのか？
感想
この作家さんの本は初めて読んだのですが、楽しめました。物語のテンポもよく、特に各章の最後に驚きが隠されていたり、興味をそそるような一文で締めくくられていたりと、どんどん先が読みたくなる作りになっていました。
途中、真相に向かって主人公が色々なことを知っていく過程が丁寧に描かれているので、なんとなく終わり方は見えていました。しかし、最後の最後に大きなどんでん返しが待っていて、驚きました。
個人的にはちょっとその内容が苦手な部類のものだったので、そこまでしなくても良いかな（その手前の真相でもきれいに終われたかなと）と思いましたが、作者の、どこまでも読者を楽しませよう、驚かせようという気持ちが伝わってくるような気がしました。
5段階評価（おすすめ度）
※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。
★★★★☆（4/5）
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
