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Paula Hawkins(ポーラ・ホーキンズ) “Into the Water” あらすじ・感想

こんにちは!

今回は、Paula Hawkins(ポーラ・ホーキンズ) “Into the Water” という作品をご紹介します。

 

 

kindle版はこちら

 

 

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作品概要
著者について

ポーラ・ホーキンズ

ポーラ・ホーキンズは、ジンバブエ生まれで、現在はロンドンとエジンバラを行き来しする生活をしています。ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー「The Girl on the Train」の著者であり、この作品は大規模に映画化もされました。

 

本の概要


・ISBN-10 ‏ : 0857524437
・ISBN-13 ‏ : 978-0857524430
・出版年月日:2017/5/2
・出版元: Doubleday
・ジャンル:サイコロジカルスリラー、サスペンス、ミステリ、一般フィクション
・ページ数: 368ページ(ペーパーバック)
・英語の難易度、特徴:英語自体はそれほど難解ではないものの、物語の視点が複数名にわたるため、やや全体が捉えにくい
・テーマ、キーワード:川、飛び込み、子どものころの記憶、姉妹、村、教師と生徒、秘密、過去
・おすすめする人:イヤミスがお好きな方、ダークな雰囲気を味わいたい方

 

 

あらすじ

亡くなる前日、ネルは妹に電話をかけた。ジュールズは姉の助けを求める声を無視し、電話に出なかった。

そしてネルは死んだ。川に飛び降りたというのだ。ジュールズは、姉が残した10代の娘の世話をするために、永久に逃げ出したはずの場所に引き戻された。

しかし、ジュールズは恐れている。長いあいだ埋もれていた記憶、古いミルハウスがよみがえることが。そして、ネルが自分から川に飛び降りるはずがないと知っていることが。

しかし何よりも彼女が恐れているのは、水と、「溺れの池」と呼ばれる場所にほかならない。

 

感想

ポーラ・ホーキンズさんの『The Girl On The Train』は、私の大好きな女優であるエミリーブラントさんが主演していたため、ずっと気になっていました。同じ作者ということで、この本には大きな期待を寄せていました。

 

最初からずっと緊張感があり、最初はシンプルに思えた事件もどんどん複雑さと深みを増していきました。「川」がこの小説のキーワードですが、まさに蛇行する川のような、飲み込まれてしまうような感覚に陥りました。なぜ?どうしてだろう?この人はどうしてこんな行動をするのだろう?と、謎は深まるばかりでした。

 

事件は様々な人物の証言や記憶から解決を見せる、と思いきや、最後の一行で衝撃のパンチが待っていました。納得のいく最後でしたが、インパクトがありました。

 

一点、残念だったのは、各章の語り手の数がやや多すぎたかな、というところです。最新の語り手が誰なのか、どこに当てはまるのか立ち止まって考えなければならないことがありました。

 

物語の展開も、そこに出てくる人々も、クセがありダークな雰囲気を纏っています。イヤミスがお好きな方、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

 

一言キャッチフレーズ

物語は、次第に複雑さと深さを増す。まさに川の蛇行のように。


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!