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Robert Thorogood "Death comes to Marlow(The Marlow Murder Club #2)" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、Robert Thorogoodさんの "Death comes to Marlow" という作品をご紹介します。

 

 


あらすじ

昨年の事件以来、ジュディス、スージー、ベックス(マーロウ・マーダー・クラブ)にとって楽しい時間が続いている。最もエキサイティングなのは、マーロウの大富豪ピーター・ベイリー卿と看護婦のジェニー・ペイジの結婚が控えていることだ。ピーター卿は結婚式の前日にテムズ川沿いの大邸宅でパーティーを開く予定で、ジュディスたちは無料のシャンパンを楽しみにしていた。

 

しかし、パーティー当日、書斎で新郎となるピーター卿が圧死していた。書斎は内側から鍵がかかっていたため、警察は不審死とは考えていなかった。

 

感想

面白かったです!密室で起きた事件、勝手に倒れるはずのない大きく重いキャビネット、被害者に関係する人物が持つアリバイ、庭にあった足跡……。ミステリ黄金時代が好きな人(私もその一人です)にはたまらない設定になっていてとても楽しく読めました。

 

マーロウ・マーダー・クラブのそれぞれの鋭い視点、ユーモアあふれる会話、警察組織の中で何とか奮闘する女性刑事とのやりとりも良かったです。シリーズものということで、他の作品も読むのが楽しみです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★★(5/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!