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Tim Weaver "The Blackbird(David Raker #11)" あらすじ・レビュー【洋書サスペンス・ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Tim Weaverさんの "The Blackbird(David Raker #11)" という作品をご紹介します。

 

作品概要
著者について

ティム・ウィーバー
デイヴィッド・レイカーシリーズで知られるベストセラー作家。イギリス・バース在住。

 

本の概要

・ISBN:9781405943741
・出版年:2022年
・出版元:Penguin Books Ltd
・ジャンル:ミステリ、スリラー、サスペンス
・ページ数:464ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:David Raker #11

 

あらすじ

事故の10秒前、ケイトとエイデン・ガスコインの姿がCCTVに記録されていた。ふたりは幸せそうに笑っている。そして彼らの車は90フィートの渓谷に突っ込む。

 

その衝撃で彼らは死ぬはずだ。それで死ななくても、その後の火事で死ぬだろう。数秒のうちに、夫妻を乗せた車は地獄絵図と化す。しかし、消防隊員が現場に到着すると、ありえないことが判明した。車内には誰もいなかった。ケイトとエイデンは消えたのだ。

この謎を解けるのは、行方不明者調査官のデイビッド・レイカーだけだ。

 

感想

少し前に同シリーズの一つ前の作品を読んだのですが、それと同じくらい(それ以上かも)のクオリティでとても満足感があり、楽しめました。ティム・ウィーバーさん、はまりそうです。

 

まず、悲惨な交通事故の現場に、いるばずの2人がいない。その時点ですごい設定だなと感じます。不可能なことが、どうして起こりえるのか。それを超常現象などで片づけず、読者が納得のいく形で納めていくのが素晴らしいなと感じました。

 

事件の真相もさることながら、この作品の最後がかなり衝撃的でした。シリーズならでは、と言えそうです。他の作品も読むのが楽しみです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!