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William McIlvanne "The Papers of Tony Veitch" (Jack Laidlaw #2) あらすじ・レビュー

こんにちは!

今回は、William McIlvanne "The Papers of Tony Veitch" (Jack Laidlaw #2)という作品をご紹介します。

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作品概要
著者について

ウィリアム・マッキルバニー

ウィリアム・マッキルバニーは、スコットランドの小説、短編小説、詩の作家でした。骨太でありながら詩的な文学を得意とし、『レイドロー』、『トニー・ヴェイチの論文』、『Walking Wounded』などの作品は、1970年代のグラスゴーを描いたものとして知られています。タータン・ノワール』の父」と称され、「スコットランドのカミュ」とも評されています。

 

本の概要


・ISBN-10 ‏ : 9780857869920
・ISBN-13 ‏ : 978-0857869920
・出版年:2013年
・出版元:Canongate Books Ltd; Main edition
・ジャンル:警察小説、スリラー、ミステリ
・ページ数:320ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:Jack Laidlaw #2

 

あらすじ

アルコール依存症の浮浪者エック・アダムソンは、ジャック・レイドローを死の床に呼び出した。グラスゴーの警察官の中で、おそらく唯一返事をしてくれたであろうレイドローは、エックの不可解な最後のメッセージの中に、暴力団員の殺害と学生の失踪の手掛かりを見出す。レイドローは頑固なまでの誠実さで、社会の頂点から底辺に至るまでの汚職の糸を追跡する。

 

感想

前作に引き続き、プロットが複雑でよく練られた良いストーリーでした。そして、この本の大きな魅力は主役であるレイドローとグラスゴーの街だと思いますが、今回もとてもよく描写されていました。レイドローの人物像、彼でなければできなかった捜査だっただろうなと。社会の上も下も色々な問題がある。あたりまえですがそんなことを改めて感じさせてくれる作品でした。

 

一言キャッチフレーズ

レイドローが追跡の先に見たものは……


5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!