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冨田章『偽装された自画像 画家はこうして噓をつく』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、冨田章さんの『偽装された自画像 画家はこうして噓をつく』という作品をご紹介します。

 

本の概要

・ISBN:978-4-396-61506-2
・出版年:2014年
・出版元:祥伝社
・ジャンル:美術、教養


概要

画家は必ず嘘をつく。画家が自画像に仕掛けた「偽装」には、驚くべき事実や、画家の隠れた一面が隠されていた。「悲劇」「野心」「プライド」「たくらみ」…。「偽装」の謎解きで、がらりと変わる名画の見方、二〇作品!十五世紀ルネサンスから現代までの「自画像」から見えてくる、もうひとつの西洋絵画史!

(Amazonより引用)

 

感想

とても面白かったです。
美術史には興味があり、これまでもいくつか関連する本を読んできましたが、自画像に特化した本は(恐らく)読んでこなかったと思うので、いくつもの新しい発見がありました。


また、画家の名前は知っていても、彼らの自画像については見たことがない、というケースも多かったので、「この画家はこういう風に自画像を描いたんだ」という驚きもありました。

 

絵についての本なので、もちろん絵が豊富に使われていて、とても読みやすいです。説明対象となる絵のほかにも、ヒントとなるような同じ画家のほかの作品だったり、ほかの画家の作品だったりも少し登場するので、より理解を深められました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!