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松本健太郎『人は悪魔に熱狂するー愛と欲望の行動経済学』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、松本健太郎さんの『人は悪魔に熱狂するー愛と欲望の行動経済学』という作品をご紹介します。



本の概要

・ISBN:4620326402
・出版年:2020年
・出版元:毎日新聞出版
・ジャンル:行動経済学、心理学、社会学
・ページ数:336ページ

概要

人間の50%はクズである!

「キレイごと」より「本音トーク」がウケる理由
「メガ盛り」が食べたいのに「サラダ」が欲しいと嘘をつく心理
人々を新型コロナ論争に駆り立てるバイアス……

話題のデータサイエンティストが解き明かした、
大ヒット&大ブームの「悪魔の法則」 (Amazonより引用)

 

感想

「サラダがいい」と言いつつ、内心はやっぱり「ジャンクなものが食べたい!」と思っているの、あるあるだよな~と思いました。アンケートって、ウソを回答することはなくても見栄を貼っちゃうのは無意識にあるかもしれませんよね。

 

タイトルが「悪魔」とキャッチ―ですが(もちろんそれも筆者の戦略だと思いますが)、だからこそ読者は気になって手に取ってしまう。怒りや怠けと言った、普段であれば悪とされるものからヒットが生まれていたりするのは面白かったです。

 

これからは提示されたデータを鵜呑みにするのではなく、アンケート結果自体は嘘偽りないとしても、本当にそれが回答者の心理を表しているのか?と、一歩引いて考えることができそうです。

 

読みやすいのでおすすめです!

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!