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岡沢憲芙・中間真一『スウェーデン 自律社会を生きる人びと』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、岡沢憲芙・中間真一『スウェーデン 自律社会を生きる人びと』概という作品をご紹介します。



本の概要


・ISBN:4657068180
・出版年:2006年
・出版元:早稲田大学出版部
・ジャンル:ヨーロッパ地域研究、社会学
・ページ数:301ページ

 

概要

スウェーデンで出産を経験した人、スウェーデンの大学で学んだ人、スウェーデンで休養する人、このようなさまざまな生活と、深い専門的知識をリンクさせて、スウェーデン社会における、生から死に至る一生を通じた生活の話題から、社会の自律性を巡る論考を進めた一冊。(Amazonより引用)

 

感想

私は北欧には行ったことも住んだこともないのですが(トランジットのみ……)、やはり高福祉社会のイメージがありました。もちろん、本書でもそのことはよく触れられていますが、それをただただ礼賛するのではなく、実際に生活した人、経験した人、研究している人だからこそわかる、「個人が自立を求められている」文化も描かれていました。

 

自由で多様な選択肢がある場合も、だからこそ「自分」が決めなくてはならない。何かを選んだからと言ってだれかにとやかく言われることはないものの、その決定には自分が責任を持たなくてはならない。

 

行動経済学の本でも読んだ気がするのですが、人は選択がたくさんある方が幸せと感じるかと思いきや、多すぎると逆に不安になって決められない、ということがありました。もちろんこれと同一ではありませんが、自分で決められることの嬉しさの裏には、選択の苦しみもあるのかもしれません。

 

とはいえ、日本やイギリスもスウェーデンから学べるところは多そうです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!