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板野博行『眠れないほどおもしろい吾妻鏡』概要・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、板野博行さんの『眠れないほどおもしろい吾妻鏡』という作品をご紹介します。



本の概要

・ISBN: 4837969860
・出版年:2021年
・出版元:三笠書房
・ジャンル:古典解説、歴史
・ページ数:240ページ
・シリーズ:眠れないほどおもしろいシリーズ

 

概要

「鎌倉殿」と呼ばれ、武士の世をつくりあげた源頼朝。
その鎌倉幕府の「公式レポート」、
『吾妻鏡』の世界へようこそ!

源頼朝、北条義時、後鳥羽院、北条政子…
鎌倉時代を彩るオールスターが勢ぞろい!

(Amazonより引用)

 

感想

日本に一時帰国したときにハマっていた大河ドラマ。残念ながらイギリスでは見れていませんが(方法はあるんですよね、きっと)、この本のおかげでいつまでも楽しい思い出に浸れています。

 

大河ドラマの補完として読んでももちろん面白いですし、吾妻鏡は鎌倉時代研究に確かに欠かせないけれど、あくまで「北条側」の視点。だからこそ、すべてを鵜呑みにはできないし、『玉葉』をうまく差し込みながら解説されていたのがバランスが取れていて良かったと思います。

 

実朝の最期にまつわる話はやっぱりミステリがあって面白かったです。大河ドラマではどのように描かれるのでしょうか?

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★★(5/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!