こんにちは!
今回は、洋書の多読について書いてみたいと思います。
私は、こうして洋書のレビューブログを書いていますが、本格的に洋書をしっかり読むようになったのは、2019年12月くらいからです。2019年秋にイギリスへ移住し、近所の図書館に(当たり前ですが……)洋書しかなくなって、これは読んでみるしかない、と思ったのがきっかけです。
もちろん日本にいるあいだでも、古典作品やロアルドダールなどの洋書を図書館から借りて読んでいたのですが、日本語の本もたくさん読んでいたので、それほど洋書に注力してはいませんでした。
洋書多読は、英語の勉強方法としてよく知られていると思います。みなさんは、よく洋書を読まれますか?
そんな洋書多読について、古川昭夫さんによる説明がとてもすばらしいなあと感じていますので、ご紹介します。
まず、英語の多読について、学校の授業でするような精読との違いは以下の通りです。
精読:
・日本語に変換して読む
・返り読みをする
・細部まで100%理解して読む
・わからない言葉があれば、辞書を引く
・一文一文止まってしっかり読む
多読:
・内容がわかればよく、日本語に変換して読まない
・英語の語順で読む
・7、8、9割程度の理解で読む
・辞書は引かないで読む
・一文ごとに止まらずそのまま進む
日本語に訳して読まず、ざっくりそのまま進んでいくということですね。
次に、同じく古川さんの多読三原則は以下の通りです。
・辞書は引かない(辞書を引かなくても読めるレベルの本を選ぶ)
・わからないところは飛ばして進む
・つまらないと感じたらそこでやめていい
多読、つまりたくさん読むことですので、難しいレベルよりは、簡単だと思えるレベルの本を選ぶとよいということですよね。
私も洋書をがんばって読んでいますが、日本語にまだ翻訳されていない作品が読める喜びや楽しみ、また、自分のペースで好きなものを読めること、さらに英文を読むスピードが速くなったり、ネイティブの方からライティングが良くなったと言われたり、このあたりのメリットを感じています。
洋書をこれからもがんばって楽しみながら読みたいなと思っています!
私は、このブログとポッドキャスト番組(どちらも名前は【ゆずの本棚】です!)にて、読んだ洋書の感想をご紹介しています。
ミステリ、推理小説、サスペンス好きのため、ご紹介する本にやや偏りはあるかもしれせんが、多くの方に楽しんでいただける、また、愛していただけるコンテンツを作っていきたいと思います!