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Ali Lowe "The trivia night" あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・心理スリラー】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Ali Loweさんの"The trivia night"という作品をご紹介します。

 


本の概要

・出版年:2022年
・出版元:Hodder & Stoughton
・ジャンル:ミステリ・心理スリラー
・ページ数:320ページ

 

あらすじ

ダーレー・ハイツ小学校の保護者たちは、外から見るとすべてを手に入れているように見える。裕福なシドニー郊外に住むこのコミュニティでは、誰もがお互いを知っている。

 

毎年恒例、資金集めのためのトリビア・ナイトが開催される。保護者グループが一夜限りの無謀な協定を結ぶまでにそう時間はかからなかった。

 

白日の下に晒された関係者たちは、自分たちの振る舞いが招いた災難に向き合わなければならない。真実が彼らの完璧な人生を引き裂く脅威となっていく。

 

感想

海外の書評サイトgoodreadsのレビューにも同じようなことを書いている方がいたのですが、やはりどこかオーストラリアの作家、リアーン・モリアーティさんの傑作『Big Little Lies』に似ているかなと感じました(トリビアナイトってオーストラリアではよくあるんですかね……?)。

 

ただ、物語後半は意外な展開を見せ、臨場感あふれる展開に、読む手が止まりませんでした。ミステリ好きとしてはもう少し事件性がある方が好みですが、色々な女性・夫婦の関係性、難しさ、学校とのかかわり方など、人生の多くの側面が描かれていたのは面白かったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!