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Jane Corry "Blood sisters" あらすじ・レビュー【洋書心理スリラー・ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Jane Corryさんの "Blood sisters" という作品をご紹介します。

 


作品概要
著者について

ジェーン・コリー

作家でありジャーナリストでもある。男性用の厳重警備刑務所でレジデント・ライターとして働いた経験を持ち、この経験がサンデー・タイムズ紙のベストセラー『My Husband's Wife』や『Blood Sisters』にインスピレーションを与えた。

 

本の概要

・ISBN:9780525522188
・出版年:2017年
・出版元:Pamela Dorman Books
・ジャンル:心理スリラー・ミステリ
・ページ数:352ページ

 

あらすじ

ある晴れた日の朝、3人の少女が学校に向かった。1時間もしないうちに、そのうちの一人が死んだ。

 

それから15年後、キティは事件について話すこともできず、その記憶もない。彼女は施設で暮らしており、退院する見込みはない。しかし、不気味なほど見覚えのある顔に出会ったとき、彼女は怯えずにいられなかった。

 

感想

1冊にさまざまな要素が詰まっていて、盛だくさんの内容でした。刑務所のアート講師として働き始めたアリソン、そこで出会う人々は一癖も二癖もある。しかし彼女も、後ろめたい過去や隠したいことがある。

 

そして、もう一人の物語の語り手、キティ。彼女がアリソンの異父妹であることが明らかになったあたりから、面白くなっていきました。

 

構成もよく練られていて、最後に物語を大きく揺り動かすどんでん返しが待っていたかと思うと、それだけで終わらず、最後の最後まで驚きがありました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!