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Janice Hallett "The mysterious case of the Alperton Angels" あらすじ・レビュー【洋書サスペンス】

こんにちは!イギリス在住ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Janice Hallettさんの"The mysterious case of the Alperton Angels"という作品をご紹介します。

 


作品概要
著者について

ジャニス・ハレット

元雑誌編集者、受賞歴のあるジャーナリスト、政府広報ライターである。内閣府、内務省、国際開発省などで記事やスピーチを執筆。

 

本の概要

・ISBN:9781800810402
・出版年:2023年
・出版元:Viper
・ジャンル:ミステリ
・ページ数:416ページ

 

あらすじ

貸金庫を開けてほしい。中には実録犯罪本の研究資料が入っている。あなたはその資料を読み、決断しなければならない。破棄するのか?それとも警察に届けるのか?

 

アルパートン・エンジェルスの話は誰もが知っている。彼らは、メンバーの一人の赤ん坊を反キリストだと確信し、赤ん坊を殺すという神の使命を帯びていた。赤ん坊の母親ホリーが正気に戻り、警察に通報するまで。天使たちは刑務所に入ることなく自殺し、ホリーと赤ん坊は、ケアシステムの中に姿を消した。

 

それから20年近くが経ち、ノンフィクション作家のアマンダ・ベイリーがエンジェルズに関する本を執筆している。アルパートンの赤ん坊は18歳になり、ようやく取材が可能になった。もしアマンダが彼らを見つけられれば、低迷する彼女のキャリアを救うことになる。しかし、ライバル作家のオリヴァー・メンジーズもまた、赤ん坊の行方を追っていた。

 

アマンダとオリバーは協力せざるを得なくなり、天使について誰もが知っていると思っていることが間違いであること、そして真実は想像以上に暗く奇妙なものであることに気づく。

 

感想

タイトルに惹かれて読んでみたのですが、とてもユニークで面白かったです。多くの部分が登場人物たちのメッセージやメールのやり取りなのでそれも読みやすかったです。また、色々な記事や本の原稿などもあり、とにかく飽きずに読めました。

 

また、主人公のジャーナリストが事件を追っていくことに焦点が当てられており、その事件自体の内部からの視点などが少なかったのも個人的には読みやすかったです。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!