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Colin Dexter "The silent world of Nicholas Quinn" あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Colin Dexter "The silent world of Nicholas Quinn"という作品をご紹介します。


作品概要
著者について

コリン・デクスター

「モース警部」の小説で知られるイギリスの犯罪作家である。2000年、文学への貢献が認められ、大英帝国勲章オフィシエを授与された。

 

本の概要


・ISBN:0804114870
・出版年:(初版は1977年)
・出版元:Ivy Books
・ジャンル:警察小説、警察推理、推理小説、ミステリ
・ページ数:277ページ(ペーパーバック)
・シリーズ:モース警部シリーズ第三作

 

あらすじ

ニコラス・クインは耳が聞こえないため、世界中の英語を学ぶ学生のためのテストを設計するオックスフォード大学の外国人試験委員会のメンバーに任命されたことを幸運に思っている。しかし、何者かがニコラスのシェリー酒に青酸カリを入れた。学者たちの緊密な小集団の中の誰かがクインを殺した可能性があるのだ。彼らの汚い小さな秘密はすべて暴露されるだろう。

 

感想

モースシリーズは日本語でも洋書でもいくつか読んできましたが、シリーズ前2作とは一味違った雰囲気を持つ作品でした。オックスフォードの学術的な面が垣間見えるのが面白かったです。大学組織が割と閉鎖的なのって、きっといつの時代も似ているのでしょうか。

 

ミステリの醍醐味ともいえる、アリバイと犯行の機会を推理するのがおもしろく、比較的短い作品でもあったことから、さくさく読み進めることができました。

 

5段階評価(おすすめ度)


※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★☆☆(3/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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