雲川ゆずの本棚

本のレビューやおすすめ本紹介、イギリス生活の記事を書いています!

Faye Kellerman "Bone Box(Peter Decker/Rina Lazarus #24)"あらすじ・レビュー【洋書ミステリ・警察小説】

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

今回は、Faye Kellermanさんの "Bone Box(Peter Decker/Rina Lazarus #24)"という作品をご紹介します。

 

 

作品概要
著者について

フェイ・ケラーマン
ミズーリ州セントルイスで生まれ、カリフォルニア州シャーマン・オークスで育つ。UCLAで数学の学士号と歯学の博士号を取得し、口腔生物学の研究を行った。

 

本の概要

・ISBN:9780062424969
・出版年:2017年
・出版元:William Morrow
・ジャンル:ミステリ・警察小説
・ページ数:415ページ
・シリーズ:Peter Decker/Rina Lazarus #24

 

あらすじ

9月のある朝、森の中を歩いていたリナ・デッカーは、地面に埋まっていた人骨を発見する。すぐに夫のピーターに電話をかける。彼は元ロサンゼルス市警の警部補で、現在は地元のグリーンベリー警察に勤務していた。

 

数時間後には、静寂に包まれた美しい景色が、凄惨な事件現場へと姿を変えていた。遺体は何年も前に埋葬されたもので、墓場には若々しい骸骨、頭蓋骨の傷、骨ばった骨格を取り巻く長い黒髪など、わずかな物的証拠があるだけだ。デッカーとパートナーのタイラー・マクアダムスはさらに調査を進め、リナが勤める有名な高等教育機関、ファイブ・カレッジ・オブ・アップステートの学生が行方不明になっている可能性が高いと判断する。

 

そして、同じ地区でさらに多くの人骨が発見され、デッカーとマクアダムスはこれが単なる1回きりの殺人事件でないことを知る。デッカー、マクアダムス、リナの3人は、新たな犠牲者が出る前に、自分たちの社会を守ろうと奮闘する。

 

 

感想

Faye Kellermanさんの作品は、以前読んだことがありました(以下にそのレビューを載せておきます)。まず、ここまでシリーズが続いていることが素晴らしいなと思います。

 

そのときに思ったように、今作もとても丁寧に捜査過程が描かれているなと感じました。やや長めの作品ではありますが、ひとつひとつ、デッカーたちと同じ目線で進んでいけるのが良いなと。

 

森で見つかった骨。捜査を進めるとまもなく近くの場所から別の骨が。そしてさらに。
まず1人目の身元を特定するプロセスが「なるほどな」と感じました。センシティブな話題ではあるけれど、関わっている人それぞれの想いが伝わってきました。

 

ybook.hatenablog.com

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!