こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!
今回は、Lisa Unger"Confessions on the 7:45" という作品をご紹介します。
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あらすじ
セレーナ・マーフィは電車で帰宅中、隣の席に座っていた見知らぬ美女と会話を始める。その女性はマーサと名乗り、上司との不倫関係から抜け出せないと告白する。セレーナは逆に、夫が乳母と寝ているのではないかと疑っていることを告白する。列車がセレーナの駅に着くと、2人の女性はおそらく二度と会うことはないだろうと別れるが――。
感想
物語が予想もしないような方向にどんどんと向かっていくのが面白かったです。序盤は、複数人の視点で別々の物語が語られていくのですが、それが次第にひとつに収斂していくのがすごいなと思いました。複雑な設定ではあるものの、それをうまく読者に伝えているのが筆者の力量だなと感じました。
最後は、運命に翻弄されながらも若干新しい希望のようなものも見え、救われた気がしました。
5段階評価(おすすめ度)
※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。
★★★★☆(4/5)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!