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石持 浅海"顔のない敵" あらすじ・レビュー【ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、石持 浅海さんの"顔のない敵" という作品をご紹介します。

 

 

あらすじ

一九九三年、カンボジア。NGOのスタッフが地雷除去作業をつづける荒れ地に、突然の爆発音が轟いた。立入禁止区域に、誰かが踏み入ったのだ。頭部を半分吹き飛ばされた無惨な死体。これは、純然たる事故なのか、それとも―。表題作のほか、本格の旗手・石持浅海の原点ともいうべき「対人地雷」ミステリー全六編と、処女作短編で編まれた第一短編集が待望の文庫化。(Amazonより引用)

 

感想

一つの短編を除き、他すべてが「対人地雷ミステリ」というのが非常にユニークかつ社会的意義が大きいなと感じました。私も一度だけカンボジアに行ったことがありますが、地雷について専門的な知識を持っているわけではないため、今回の作品で改めて学ぶものがありました。

 

地雷の被害者、被害者の家族、企業、NGO、国など、さまざまな人がかかわる問題。この作品が問題提起になるのだろうなと感じました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!