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直木三十五『南国太平記』あらすじ・レビュー

こんにちは!イギリス在住読書ブロガーのゆず(@ybook21)です!

 

今回は、直木三十五『南国太平記』という作品をご紹介します。

 

 

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作品概要
著者について

直木三十五
大正から昭和時代前期に活躍した小説家。明治24年2月12日生まれ。31歳のとき直木三十一の筆名で文筆生活を始める。以後毎年筆名に1をくわえ、三十五で定着。昭和5年「南国太平記」で流行作家となる。昭和9年に亡くなり、その翌年直木賞が設定された。

 

 

本の概要

 


・出版年:1931年(昭和6年)6月12日から10月17日まで「東京日日」「大阪毎日」に発表
・ジャンル:歴史小説

 

 

感想

NHKの大河ドラマ『西郷どん』を見ていたので、馴染みのある名前がちらほら出てきて読みやすかったです。黒船が来航し、ちょうどこれから幕末の動乱期に入って来るという時代、約150年くらい前のこの時代を、「過去・昔のこと」と捉えるか、「つい最近のこと」と捉えるかで全くこの物語の見方が変わってくるなと感じました。

 

とはいえ、一概に今と全く違う、変わっていないと言い切ることはできず、様々な側面によって、そして読む者の立場や状況によって変わるのだと思います。私は「家(家族はもとより、藩主などの”お家”も含めて)」「女性」「命」というところを常に考えながら読んでいました。現代に生きる私たちが「昔は良かった」というのは簡単ですが、果たしてそうなのか。その「良かった」に隠されてしまうものはないか、そうやって思いを巡らせるのも、この物語の読み方なのではないかと思います。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。


★★★★☆(4/5)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!