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加藤シゲアキ"傘を持たない蟻たちは" あらすじ・レビュー【一般フィクション】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、加藤シゲアキさんの"傘を持たない蟻たちは"という作品をご紹介します。

 

 

あらすじ

無限の悲しみはどこまでも僕を埋め尽くす――。いまを生きる人々の「生」と「性」を浮き彫りにする6編の物語を収録。累計20万部のデビュー小説『ピンクとグレー』の映画化で注目の加藤シゲアキ、最新刊!(Amazonより引用)

 

感想

ずっと長いこと、加藤くんの作品を読んでみたいと思っていました。彼の世界や人々を見る目、捉え方、そしてそれを言語化する能力が素晴らしいなと感じました。書けそうでかけないですよね、簡単には。

 

6つの短編はどれも個性があり面白かったですが、物語が思わぬ方向にいき、恋愛や恐怖だけでなく働くとは何か、会社と社員の関係とは何か、まで考えさせられた「undress」が特に好きでした。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!