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碧野圭 "書店員と二つの罪" あらすじ・レビュー【ミステリ】

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です!

今回は、碧野圭さんの "書店員と二つの罪" という作品をご紹介します。

 



あらすじ

書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本があるのを知って驚く。それは、女子中学生が惨殺され、通っている中学に放置された事件で、正和の同級生の友人が起こしたものだった。しかも正和は、犯人の共犯と疑われてしまい、無実が証明された後も、いわれなき中傷を受けたことがあったのだ。書店業界が「売るべきか売らないべきか」と騒然とする中、その本を読んだ正和は、ある違和感を覚えるのだが……。(Amazonより引用)

 

感想

初めて読んだ作家さんでしたが、物語の構成、展開、会話と地の文のバランス、最後に向かって高まっていく緊張感などが素晴らしいなと感じました。扱っている事件自体は悲惨なものですが、非常に読みやすくあっという間に読み終えてしまいました。

 

過去の事件の真相が解明される場面や方法も面白かったですが、主人公の書店員としての葛藤なども興味深く読めました。

 

5段階評価(おすすめ度)

※あくまで私の主観によるものですので、参考程度にお考えください。

 

★★★★☆(4/5)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!