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【体験談】イギリスでお葬式に参列しました~服装・当日の流れなど~

こんにちは!イギリス在住ブロガーの雲川ゆず(@ybook21)です。

 

2023年末に夫の家族の一人が亡くなり、先日お葬式に参列しました。イギリスでお葬式に参列するのは初めてで、わからないことだらけでしたので、同じような状況の方・不安に思っている方にとって少しでも役に立てればと思い、私の経験をご紹介します。

 

※故人や家族の宗教、伝統などにより葬儀のスタイルは異なると思います。今回ご紹介する内容はあくまで一例としてお読みください。

 

1.私が経験したイギリスの葬式の概要

夫の家族が亡くなったのは年末だったため、お葬式の手配・準備も結構時間がかかりました(基本的に夫が手配を進めてくれたので私は手伝い程度でしたが)。また、私たちは夫の地元から割と離れた場所に住んでいたため、それもまた色々なことに時間がかかる原因にもなりました。

 

イギリスでは日本のように亡くなって数日以内に葬式、ではなく1週間~数週間後になるようです。私たちの場合も、年末年始を挟んだこともあり、葬式が行われたのは亡くなってから3週間弱後くらいでした。

 

また、故人は特に宗教にこだわりが無かったため、無宗教の葬式でした。この場合、お葬式の場で言葉を読んでくれるのはfuneral celebrant(セレブラント:式などの執行者)と呼ばれる人でした。

 

そして、参列者もイギリスではそれほど多くないことが一般的なようです。私たちの場合も招待した人のみで、親戚・友人など合わせて30人程度でした。

 

2.服装は?決まった喪服はある?

色々と調べてみると、イギリスのお葬式では、日本より服装のルールは緩いという場合が多いようです。実際、私が参列したお葬式でも、グレーや紺の服を着ている方もいました。

 

私は日本の喪服をイギリスに持ってきていなかったため、フォーマルに見える黒の上下にしました。ちなみに、靴は黒いパンプスにしました。喪服については、ネットでも買えるか調べたのですが、正直あまり良さそうなのがありませんでした。

 

3.イギリスの葬式の当日の流れ

私が経験した例をご紹介します。

まず、決められた時間に遺体が安置されている葬儀屋さんに行きました。そして、そこから霊柩車の後続の車に乗って葬儀会場まで行きました。私たちの場合は教会などではなく、火葬場に併設されている葬儀場でした。

 

葬儀自体は、celebrantの方が故人がどんな人だったか・どんな人生だったかなどを読み上げ、故人が好きだった音楽などが流されました。式はだいたい全部で30分くらいでした。その後遺体は火葬されましたが、それは見る必要はありませんでした。

 

その後はwake(ウェイク)と呼ばれるものがありました。私たちは故人が好きだったパブに行き、そこで親族・友人で食事をしました。ちなみに、火葬後の遺灰については、後日夫が散骨する予定です。

 

4.イギリスの葬式に参加した感想

今回初めてイギリスで葬儀に参加しましたが、故人の人生や人柄などが読み上げられるのは良いなと感じました。また、服装などについても日本よりも自由度が高いのかなと感じました。

 

なお、特に冬場に葬儀が行われる場合は、寒さ対策を徹底するのをお勧めします(家族によると思いますが、服装はカジュアルすぎなければ大丈夫だと思いますので、防寒を優先した方が良いと思います)。

 

以上です。この記事が少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。